システム金融とは
システム金融というと、なにか独特の仕組みのある金融機関のような印象をもたれる方がおられるかもしれませんが、とんでもありません。システム金融は、一言で言ってしまえば、闇金業者のことです。彼らは、個人を相手にするのではなく、主に中小の企業に対してFAXやダイレクトメールなどを用いて融資の勧誘をしてきます。企業が融資の申し込みをすると、面談もなく、手形や小切手を郵送させるだけで必要なお金を銀行に送金してきます。
会社の運営資金に困っている企業側は、そのときは助かったと思うのですが、その金利は極めて高利で、年利800%から2000%にもなります。
システム金融は闇金業者なので、もちろん貸金業の登録をしていない無登録の業者です。
貸金業を営むには、金融再生委員会または都道府県知事の登録を受けることが必要です。登録を受けずに貸金業を営んだ場合、貸金業の規制に関する法律の台47条2号により3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金となります。
しかし、システム金融は巧妙に実体を隠しており、手形や小切手の送付先が、郵便局の局留めにされていることがよくあります。また、直接連絡しようにも、転送電話を使っており、電話するとかけ直すと言われます。
また、手形の期限が近づいてきて、企業が金策に走りはじめるころには、他のシステム金融が甘い言葉で勧誘してきます。そうです。彼らは互いに顧客の情報を共有しあっており、次から次へと勧誘して、借金地獄に陥らせ、手形が不渡りとなり、企業の財産をすべて食い尽くそうとしてきます。
システム金融からは、絶対に融資を受けないようにしましょう。普通の消費者金融ではもう借りられないからこそ、そんな闇金からお金を借りようということになってしまうでしょうが、その前に、法律の専門家に相談して、資金繰りについても相談してみましょう。
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